1970年代。ゲイのカップルがひょんなことからダウン症の少年を育てることになり……。
という実話にインスパイアされてできた作品。

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チョコレート ドーナツ

原題は Any Day Now

邦題が『チョコレート ドーナツ』になったのは、ダウン症の少年マルコ(アイザック・レイヴァ)がドーナツが好きで、ルディ(アラン・カミング)と一緒にポール(ギャレット・ディラハント)の家に来た最初の日の夕食にチョコレートドーナツをもらったから。

「ドーナツなんて体に悪いわよ」というルディに、「たまにはいいじゃないか」なんて言いながらマルコにドーナツをあげるポール。初めて3人で過ごした時間とは思えない、自然な家族を見ているようなシーンでした。

ルディは自分がゲイであることも、マルコがダウン症であることも、自然に受け入れています。
それが本当に潔くて、美しい。

弁護士として「世の中を変えたい」と思ってい頑張っていたポールは、ルディと恋に落ちた時、仕事のこともありゲイであることを隠そうとしますが、ルディによってどんどん自分を解放していきます。

今でこそゲイであることをカミングアウトし、同性婚を認めるところも増えてはきましたが、それでもまだまだ偏見や差別があります。この映画の舞台になっている1970年代という時代を考えると、二人のように生きていくのは相当な覚悟が必要だったことでしょう。

さらに“親”として、ダウン症の子どもを引き取って育てていくなんて……。

案の定、二人には「社会」という大きな壁が立ちはだかり、二人はマルコと引き離されてしまいます。

ポールの弁護士という立場を最大限に利用して二人は法廷で争いますが、結果は敗訴。
そして、あまりにも悲しい結末。

そこで流れる歌に「Any day now I shall be released」という一節が出てきます。
歌の才能を見いだされ、クラブでルディがこの歌を熱唱しています。
オリジナルはボブ・ディランの歌だそう。
ルディが思いを込めたバラード。あまりにも胸に刺さるシーンで号泣してしまいました。

原題の「Any Day Now」はここからきているのですね。

日本語にすると「今すぐにでも、どんな時でも」
歌のフレーズとすると「今すぐにでも、私は自分を解き放つ」という感じでしょうか。
すべての偏見や差別から逃れる、というか、そんなものに振り回されないで自由に生きるのよ!
と決意表明をしているような歌です。

この歌のシーンに素敵な字幕を付けた映像があったので、ぜひ見てみて下さい。

映画の予告編はこちら

12月にはDVD&ブルーレイが発売になります

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