昨日はこの話題がネット上にあふれていましたね。

栗原類 障害あっても僕は僕

類君がテレビ番組で、自らが「注意欠陥障害(ADD)」であることを
告白した、という内容です。

芸能界のニュースはほとんど見ないのですが、私もいくつか
記事を読み、類君のブログまで見に行ってしまいました。

栗原類のブログ 『改めて』

最近は教育の現場でも学習障害、発達障害の問題は本当に
よく出てきます。

わたしが塾で働いていた時も「この子は“その気”があるな」と
いう子はけっこういました。

テレビを見てたって「この人明らかにそうだろうな」なんて
タレントさんは、実はいっぱいいます。

「あることに関してこだわりが強い」
「あることに関して人と同じことができない」
「あることに関して人と違う感情が出てしまう」

という面は、誰でも一つや二つ持っているもの。

実際、学習障害や発達障害は線引きが非常に難しいです。

それが『一般的レベルより強い』と『障害』と言うわけですね、
医学的には

私としては、こういう症状に対して『障害』と位置付けるのは
どうよ!?
 と思ってしまうのです。

とくに日本の社会は『障害』という言葉に必要以上のマイナス
感情を抱いてしまうところがありますよね。

だから自分の子どもが『発達障害』なんていわれると、
お母さんはガックリきてしまったりするのです。

『発達障害』を英語では『developmental disorder』といいます。

『disorder』は『心と体の病気(an illness of the mind and body)』という意味を持ちますが、欧米社会では発達障害、学習障害は
日本ほど『病気』という捉え方はしていないように見えます

実際、『disorder』ではなく『difficulty(困難)』という言葉を
使ったりもします。

もちろん、欧米でもその手の『障害者』に対する差別や偏見が
ゼロというわけではないでしょう。

でも日本よりはるかに、『障害者』も活躍できる社会システムが
できでいます。

いい例がハリウッド。

トム・クルーズの難読症をはじめ、自分の学習障害、発達障害を
カミングアウトしている俳優さんはけっこういます。

日本はこういう『人とは違う』ところを、なかなか『個性』とは
とらえられない
んですよね。

発達障害、学習障害といわれる傾向を持つ人は、一芸に秀でて
いることが多いのです。

『発達障害 有名人』ってググってみると「えー、この人
そうだったのか!」っていう名前がいっぱい上がってきますよ。

こうやってみると、いろんな面に対する『振り幅』が大きい
だけなのかもしれないですね。

周りと違う行動・感情を出してしまうことで本人が生きにくさを
感じるなら、できるだけそう感じずにすむように対応を
いろいろ考えればいい。

カウンセラーさんによれば、その対処法が本当に十人十色で
パターンがないのが大変なところではあるそうです。

でも『障害』といわれなくても、自分の習慣や性格、生き方を
変えたいと思ったらいろいろ変えていこうと試したり
するでしょう?

意思が弱い^^;とかやり方が間違っていれば、『障害者』じゃ
なくても自分を変えることは難しい
んだから、同じですよ。

とにかく人と違うところを否定し、押し殺すことはないんです。

『障害』という言葉にあまり敏感になり過ぎないでほしいな、
と思います。

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