ジェイン・オースティン 秘められた恋 ~ゲンダイ・シネマ(3)~

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ジェイン・オースティンはイギリスを代表する女流作家。私も大好きです。
『高慢と偏見』『分別と多感』『エマ』など、彼女の作品は映画やドラマにもなっていますが、今回はジェイン・オースティン自身について描いた作品です。

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ジェイン・オースティン 秘められた恋
原題は『Gecoming Jane』
映画の情報はこちら(by allcinema )

この原題を訳すと、「ジェインになる」という感じですかね。

ジェイン・オースティンは一般的に“おカタいオールド・ミス”といったイメージがあるようですが(と、DVDの特典映像でも語られていました)、この物語は記録にある彼女の唯一のロマンスをベースにしています。
彼女の著作からも分かるように、ジェイン・オースティンが生きた18世紀~19世紀イギリスはガチガチの階級社会でした。さらに「(汗水たらして)働く」というのは身分の低い者がすることで、財産の少ない家は、金持ちの親類に頼ったり、財産をたくさん持つ相手に娘を嫁がせることで暮らしを保っていたのですね。

映画の中で、ジェインと恋人のルフロイ(この人実在したそうです)はお互いに財産のない家柄のため、結婚できませんでした。愛する人と結婚できないなら一生独身をとおす、とこの時決心をしたのかどうかは知りませんが、ジェインは誰とも結婚することなく小説を書くことで生計を立て、生きていったのでした。このあたりの「ペンで生きていく」決心をするところが、映画の中ではジェインの恋愛とからめながら描かれています。

ということで、原題の『Becoming Jane』というのは「“小説家ジェイン・オースティン”になるまで」というニュアンスを表しているのでしょう。

ただし、前述したように当時のイギリス社会で働いてお金を稼ぐことへのイメージに加え、さらにそれを女性がすること、小説というものの社会的評価などを考えると、ジェインが小説を書いて発表し続けることは本当に大変だったと思います。このあたりについては映画の中でも少し触れられています。

ジェイン・オースティンの作品は当時のイギリス社会を知るうえでも、とても面白いです。映画で見るとなおオススメ。

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  • 2011 08.24
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