silly,fool,stupid,idiot, (ばか)

エイプリルフールは終わってしまいましたが…あせる

ネイティブの先生と毎日顔を突き合わせて子どもたちのクラスを見ていると、彼らが子どもに対して使う言葉に「silly」がよーーーく出てきます。
子どもに向かって「You silly boy!」なんていう感じで。こんなに連発するものか!?と私も思ったのですが(苦笑)
ということで、改めてこの手の単語のニュアンスを比べてみることにしました。

silly
<英辞郎>
【形】
1〔人が〕愚かな、分別{ふんべつ}がない
2〔話や考えなどが〕ばかげた、途方{とほう}もない
3〔話や考えなどが〕たわいない、くだらない
4〔人が〕ぼうぜんとした、ボーッとなった

<ロングマン>

【adjective】
1not sensible, or showing bad judgment:
2stupid in a childish or embarrassing way:
3spokennot serious or practical:

英和辞典を調べると、英辞郎の1,2のような意味が最初に出てくるのでけっこうシリアスにとらえがちですが、言葉のわりにはあまりそのような意味がこめられているわけではないのですね。

日本語でも
「何やってんだよ~~~にひひべーっだ!」というようなシチュエーションとか、“けなし言葉”としても悪意のないような時に使うもの、と考えていればよいかと思います。

fool
<英辞郎>
【名】
1.ばか者、愚か者、あほ、間抜け
2.《fools》衆愚{しゅうぐ}
【自動】
ふざける、おどける、ばかなまねをする◆fool aroundの形で
【他動】
1.だます、欺く、ごまかす、惑わす、けむに巻く、かつぐ、~に一杯食わせる、からかう、ばかにする
2.だまして~を奪う

<ロングマン>

【noun】1.stupid person
[countable]a stupid person or someone who has done something stupid [= idiot]:
2.make a fool of yourself
to do something stupid that you feel embarrassed about afterwards and that makes you seem silly:
3.make a fool of somebody
to deliberately do something to make someone else seem stupid:
etc.
【verb】
1 [transitive]to trick someone into believing something that is not true:

foolはちょっとキツイ言い方ですかね。
もともとは王侯貴族に遣える道化の意味だったそうです。ウケを狙ってバカなことをするのはplay/act a foolなんて言いますが、狙っていないfool(苦笑)はちょっと“愚か”なニュアンスが入ってくるんじゃないでしょうか。

stupid
<英辞郎>
【名】
〈話〉ばか、あほ、とんま、間抜け、能なし、愚か者{おろかもの}、鈍いやつ、うすのろ、ぐず、ぼんくら
《呼び掛け》ばかだな、いいかい◆文尾で用いられるが、あまり上品な表現ではない。
【形】
1.頭が悪い、頭の鈍い、ばかな、愚かな、愚劣{ぐれつ}な
2.〈話〉〔行為などが〕ばかげた、みっともない、くだらない
3.〈話〉〔本・催し物などが〕ひどくつまらない
4.〈話〉腹立たしい、いまいましい
5.〈米俗〉いかす、格好いい(cool)、良い(good)
6.〔ショック・疲労{ひろう}・酩酊{めいてい}などで〕ボーッとした
【副】
〈米俗〉気もくるわんばかりに、ものすごく
<ロングマン>
【adjective】
1.showing a lack of good sense or good judgment [= silly]:
2.having a low level of intelligence, so that you have difficulty learning or understanding things:
3.spokenused when you are talking about something or someone that makes you annoyed or impatient:
【noun】spoken not polite
an insulting way of talking to someone who you think is being stupid:

idiot
<英辞郎>
【名】
1.〈話〉ばか、あほ、間抜け、雑魚〔取るに足りない人〕
2.〈古〉白痴{はくち}〔差別語{さべつご}〕◆主に20世紀前半に使われた心理学用語。侮蔑的意味合いがあり偏見につながるため、専門用語としては使われなくなった。おおむね最重度知的障害者に当たる。
<ロングマン>
【noun】
1.a stupid person or someone who has done something stupid:
2.[old]usesomeone who is mentally ill or has a very low level of intelligence

ロングマンの辞書はsillyとstupid同義語と言っていますが、stupidもidiotも知的レベルが低い響きが入ってくるように思います。
idiotを使うのはちょっと古い感じになってしまうのかな? そういえば、ハリー・ポッターの映画の中でハーマイオニーがハリーとロンを「idiot(おバカさん)」呼ばわりするシーンがありましたが、ハリポタはローリングさんがあえて古い言い回しを使っているそうなので、こういう表現になったのかも。

とはいえどちらにしても、どの「バカ」が意味が強くて弱いのか、一概にはなかなか言えないところがあります。映画を見ているとけっこうこれらの表現が出てきますので、やはりシチュエーションによって、または会話の流れによって込められる意味合いが違っているとしかいいようがありませんあせる

ベースの意味合いとして、こんな違いがあるんだなーという程度で見ていただければと思います。
まぁ、前にも書きましたがこのような“けなし言葉”はネイティブじゃない私たちが軽々しく使わない方が良いと思います。

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