この日曜は英検の試験日でした。
私が勤める英語教室でも、子ども達がけっこう受験して、けっこうな子たちが合格点だったようです。
受験する子は小学生が中心ですが、なかには幼稚園児もいます。
幼稚園児でも4級受けて合格するような子もいるので、すごいな~と思いますが、本当に最近は英検の受験年齢がどんどん下がっているそうですね。
しかし4級を合格した幼稚園児が、本当に英検4級相当の英語力をもっているかどうかというと、、、、
幼稚園に入る前から英語を習っているような子は、感覚でいろいろな英語表現やボキャブラリーを身につけてはいると思います。
でも、英検をはじめとした理屈で説くような試験となると、文法のルールなどを最低限知っていないとなかなか苦しいものがあります。
もちろん、幼稚園児や小学校低学年に文法の理屈を説明したってちんぷんかんぷんでしょう。
そうすると、結局「こういう問題はこう解け!」みたいな、英語力とは別のところのテストの戦略を教え込むことになります。
それで「合格」と言っても、本当に「英語ができる」ことを示しているわけじゃないんだよな~~~、と思ってしまうのですよね。
ネイティブの先生から、英検対策講座の生徒募集のポスターを見て、「小さい子が英検受けて、合格するのに、どんな意味があるの?」と尋ねられ、私は思わず「親の満足感のためじゃない?」と答えてしまいました…
でもさー、子どもに限らず、大人だって会社で必要だからってとにかくTOEICの点数を上げるためだけの勉強をする人たくさんいますからね。
まぁ言ってみれば、英検〇級合格とか、TOEIC×××点取得とか、結果だけを見て判断する日本の社会自体がいかんのですけどね。
結局教える方も、顧客のそういう要望に応えるためだけの教え方をせざるを得なくなることもあるのです
・・・なんて、今日の内容は仕事関係にはあまり見せられない話ですね