いきなり堅苦しそうな言葉が出てきましたが…

先週末から公開になった『華麗なるギャツビー』の中で、主人公のギャツビーが人(男性)に対して呼びかける時の口癖です。

英語では何と言っているかというと

old sport

となります。

この言葉、原作の小説の中でもかなりのポイントとなる言葉です。

数年前、村上春樹が新たに翻訳を手がてた時に、この“old sport”の訳し方がけっこうあれこれ言われ(村上氏本人もわざわざあとがきで書いています)、ブログで触れている人も多いようなので、興味のある方はググってみてくださいグッド!

映画の字幕では「友よ」となっていましたが、確かに訳しにくい言葉だと思います。
old sportという言い回しで辞書でも載っていますが、単純にみると「君」とか「親友」とかいう呼びかけの表現とされています。

でも、物語の中ではやはりギャツビーの素性、性格、その他もろもろの思惑がこの言葉に乗っかっているので、そういうものを込めつのに適した日本語が何を使うか、これまでの翻訳者はずいぶん悩んだんだろうなぁ。

まぁ、そういうのはおいといてにひひ
ここではold sportという表現自体をみてみましょう。

oldもsportもなじみのある単語ですが、これがなぜ「君」とか「親友」というよびかけになるのか?

まず、oldを辞書で調べてみると

・[親愛の情を表わし,また呼び掛けにも用いて] 親しい.
・非常になじみ深い(very familiar)
・〈話〉親しい~ちゃん、親愛{しんあい}なる~
(by weblio, 英辞郎)

という意味が見つかります。「古い」「年を取った」というような意味だけじゃないんですよ。

また、sportは「スポーツ、運動」という意味のほかにもいろいろありますが、

・ 《口語》 (失敗・避けられぬ事などを)潔く受け入れる人,さっぱりした人; 寛大な人.
・[呼び掛けに用いて] 君.
(by weblio)

という意味もあります。

ただ、個人的に「あれ?」と思ったのですが、英辞郎には

〈米豪話〉〔男性{だんせい}への呼び掛け語の〕きみ

とあったのです。

old sportという表現が、“いかにもオックスフォード出のアメリカ人が使う言葉”と確か小説にあったと記憶していますが、私はイギリス的な表現なのかと思っていましたあせる。そういうわけではないんですね。

まぁ、けっこう慇懃に聞こえる、インテリじみた言葉なのかもしれませんね。

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