また台湾旅行の話に戻ります。
(話があっちこっちに行ってすいません⌒-⌒; )
行徳哲男先生が語ってくださった中で、先日のブログで書ききれなかった
わたしの印象に残ったキーワードをいくつか紹介したいと思います。
⚫︎蔡焜燦先生言葉は、病める日本人への薬
蔡先生の講演の後で、「先生のお話は『気骨』というものを教えてくれる」ということを
おっしゃっていました。
そして、先日も書いた「愚かであれ」という話をされたのですが、同時に「余韻」「余情」
のある生き方というのも人間の美学だとおっしゃっていました。
⚫︎周りの人に受け継いでもらえるような生き方をしよう
白駒さんも著書の中でよく書いていらっしゃいますが、西洋人はある人の夢、
目的、使命というものは、その人が達成することで完結する、という考え方が強い。
しかし日本人は、志というのは周りの人たちや次の世代に引き継いでいくもの、
ととらえます。
だから、仮に誰かの志が達せられなかったとしても、 誰かがいつか、
それをやり遂げてくれる。
または、良き行い、考え方、習慣などは自然と残っていく。
それが本来の日本人の生き方だったといいます。
⚫︎曲がった鍵穴を開けるのに、まっすぐな釘を使おうとしている
今の日本の社会のシステム、 日本人の考え方は、往々にしてこういう感じ。
過ちを犯した経験のある者の方が、人の心が分かり、人の心に入っていくことができる。
だからと言って罪を犯した方がいい、というのではありませんが、日本の社会の
トップに立つ人たちはたいていずっと“いい子”で育ち、挫折を知らないような人が
多いですよね。
そういう人では痛みや苦しみを負った人の本当のことはなかなか
分からないのではないでしょうか。
⚫︎何となく生きること、曖昧に生きることは犯罪とはいわないが、罪ではないか?
⚫︎日本人は水と平和がタダで手に入ると思っている唯一の民族
⚫︎日本人は豊かさを貪っている。そのために気力、気迫を失ってしまい、感性、感動がない。
⚫︎本当の優しさは力強さにある。これらは今の日本人が忘れていること
もう、そのものズバリですね。
⚫現代人は頭だけ育ててきたが、もう頭だけの時代は終わった。
これからは「感じ方」が人間を決める。生命をつくるのは感性。
感性を豊かにするには、実践あるのみ。
思ったことは行動する。
⚫︎自分は自分の最大の味方であると同時に最大の敵。自分としっかり戦うこと
自分と向き合い、「本当の自分」をしっかりと見つけ、受け止める。
それは厳しく、辛く、見たくないものかもしれません。
でも、それができた先に強く、優しい「自分」がいるのでしょう。
どこまでもシンプルで、可愛らしく、人間味のある行徳先生の、わたしたち日本人へのメッセージでした。
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