お盆ですね。
我が家は早々にお寺さんがお盆の法要に来てくださいました。
わたしは「般若心経」くらいしか分かりませんが^^;、お経を唱えているとなんとなく気分がシャキッとします。
先日、母の友人が亡くなりました。 難病で、20年以上の闘病生活を送っていました。
母はよく一緒に出かけたり、彼女が入院している時はお世話に行ったりもしていましたが、
「家族の業をみな一人で引き受けちゃったような感じだねぇ…」
と言っていました。
その方はわたしの小中学校時代の同級生のお母さんでもあるので、わたしもお見舞いに行ったことがあります。
葬儀にも、母と一緒に参列してきました。
病と闘い、やはり後悔や、無念や、苦しさなどを抱いていたのでしょうか。
ご家族にもそんな想いが心の中にあったと思います。
でも、葬儀で僧侶の方たちが法要のお経を唱えているのを聞いていると、そんなざわざわした空気感というか、いろんな思いが収まるような感覚がありました。
お経って、やはり癒す力、心を落ち着ける力があるんですね。
お経に限らず、聖書のことばもそうですし、しばらく前にネット上で話題になっていた、ニュージーランドの「亡き恩師を送るハカ」も同じ。
わたしはとりたてて信心深いわけではないし、信仰云々にこだわる人でもないですが、宗教や古い教えに則したことばは嫌いじゃありません。
やはり長い歴史の中で、人々が癒しや気づきを求めたり、誰かのことを想って人々が遺してきたことばですから、それ相応のエネルギーが積み重なっています。
せっかくの時期ですし、お家でご先祖のお盆法要をされるなら、ちょっとお経と向き合ってみたり、ご先祖に思いを馳せてみるのもいいんじゃないかと思います。
ちなみに、今日の写真は30年前に亡くなった祖母の作品です。
小さい頃、祖母がこういう切り絵や盆石をしているのを、傍らで見ているのが好きでした。 懐かしいなあ。