いつもありがとうございます。

「幸せのことば師」、佐藤 文香です。

先日、碧南市の藤井達吉現代美術館でやっている
「マリー・ローランサン 愛と色彩のシンフォニー」
を見てきました。

お友達がチケットを持ってて、誘ってくれたので
行ってきたのですが、良かったですね~(#^.^#)。

 

いろんな気づきがありましたんで、今日はそのお話。

 

わたしはそんなにアートに詳しいわけじゃなく、
マリー・ローランサンの作品のイメージも

ポヤ~ンとした、柔らかい線と色彩の絵

としか思ってなかったんです(^▽^;)。

 

でも、彼女が才能を開花させていったのは、ピカソやブラックと
出会い、キュビズムを取り入れていったのがきっかけだったんですね。

 

キュビズムというのは平面的で、丸や四角などの図形的な線を
際立たせる、結構デフォルメされた絵になります。

 

ピカソほど極端ではないものの、ローランサンもそんな絵を
描いていたんですね。

 

そして、時代によって絵のスタイルを変えていきます。

 

全盛期といわれる頃に書いたのが、わたしがイメージした

可愛らしい、ポヤ~ンとした雰囲気の絵
な訳ですが、

売れっ子画家となっても、彼女なりの“究極のスタイル”というか、
「これだ!」と思えるものを求めて、作風を変えていくんです。

それで、晩年は写実的な画風に戻ったりしてます。

 

ピカソはもっと分かりやすいですよね。
同じ人が描いたのか!? と思うくらい、年代によって全く絵が違う。

 

有名になっても、どんどん新しいことに挑戦し、
自分の作風をガラリと変えることを恐れない。
一流の芸術家は、そんな人が多いですよね。

 

ピカソやローランサンほど作品にはっきり表れていないとしても
常に「より良いもの」を求めて試行錯誤し、チャレンジしている。
そしてもちろん、「作品」としてその時その時に
世に出して発表している。

つまり、「その時の自分」をしっかりさらけ出して、
他人の目で見てもらい、評価をしてもらっているわけです。

 

こういう生き方って、芸術家だけでなく、
わたしたちの生き方としてもすごくお手本になるなあ、
と今回の展覧会を見ながらつくづく思いました。

 

自分を変えたい。
もっと楽しい、幸せな生き方があるんじゃないか。
そう思っていても、多くの人は今の生活を変えることを
けっこうビビってしまいます(~_~;)。

 

そして、いざ変わっていこうと動き出しても

「きちんとした形ができてからじゃないと、
みんなには言えない~、見せられない~(>_<)」
と思ってしまいます。

 

そんなこと、気にしなくていいんだよね。

自分が今、できるところのものを出していけばいい。
そうしながら高めていけばOK。

 

後から振り返れば、その過程もあなたの立派な「作品」に
なることだってあるかもしれないんだから。
有名芸術家みたいにね(笑)。

 

こういう芸術家的潔さ、見習います<m(__)m>

 

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写真 2016-02-24 9 32 07

【今日のことば】「た」

この一文字から、イメージを広げ、深めてみてください。
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