今回の台湾ツアー、行徳哲男先生もツアーメンバーの一人として
参加されていました。
行徳先生は政財界、スポーツ界などに多くのお弟子さんを持ち、
最近では“熱き男”松岡修三さんの師匠としても知られます。
今回は講演者としてお話もして下さったのですが、4日間一緒に
過ごすなかでもいろんな話を聞くことができました。
食事のテーブルや列車の移動中など、先生の周りには話を
聞きたいと思うツアーのメンバー(とくに男性)が集まってきます。
でも先生は女性に囲まれている方が好きなんですね(笑)。
最終日には楊素秋さんにすっかり魅了されていました。
先生が語ったなかでわたしの印象に残っているのが、
「愚かであれ」という言葉です。
人は知識を得たい、賢くなりたいと思いがち。
でも先生は「現代人は利口過ぎる」と言います。
愚かさこそが人間の美学。
わたしも「愚かであること」について考えていて、思いました。
愚かであるのは、人間の特権といえるのではないでしょうか。
では、「愚かである」とはどういうことか。
例えば、明らかに違っている、いい結果は出ないだろう、
自分が傷つく、あるいは誰かが傷つくだろう、と思うことを
やってしまう。
情にほだされる、怠ける、けんかをする、頑張る、誰かのために
一生懸命になる、悩む、惚れこむ、感激して涙を流す、などなど。
つまり、「愚か」でいると、人間臭く、感性、感情のままに生きる、
というところにいきつきます。
『すべてOK』『ありのままの自分を受け止める』『素でいる』
ということかな。
そう思って行徳先生を見ていると、先生のお茶目さ、可愛らしさ、
マイペースさ(本当にいろいろ楽しい面を見させて
いただきました:笑)は、多くの「愚か」な経験を経てきた
からこその、本当に人間味あふれる部分なんだなぁ、と思いました。
まずは「愚かである」ことを自分に許す。
ここからですね、“人間修行”は。
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